天神山と梅園(京都府文化財環境保全地区)
- ホーム
- 生身天満宮の魅力
- 天神山と梅園(京都府文化財環境保全地区)
文化財環境保全地区にも認定されたご神域
小麦山に祀られていた生身天満宮は、承応2年(1653年)、現在地の天神山に遷座されました。山容が美しいこの天神山は、標高235.9m。園部町の中心部に位置しています。
表参道には67段の石段が本殿のある境内地へと続き、生身天満宮本殿は、標高135.9mの天神山西山麓に鎮座しています。
参道南側には梅園が広がります。旧園部町花に選定された「紅千鳥」を初め、早咲き遅咲き、八重一重など様々な紅白梅が入り混じり、春先には美しく咲いた梅の香りが辺りを満たします。この梅園で採れる梅は「合格梅」として漬込み授与、3月には梅園内で菅原道真公の慰霊祭「梅花祭」を齋行しています。
参道沿いから北側にかけては樹高20m、樹齢150〜200年生と推測されるスギの御神木が良好な景観を形成しています。本殿の座す境内地から天神山山頂にかけては、スギ・ヒノキの植林となっています。
平成20年3月、京都府文化財保護条例により生身天満宮境内全域と境内から天神山山頂へ続く山間部が「文化財環境保全地区」と決定されました。緑清々しく山鳥がさえずるこのご神域が、名実共に保護すべき地域と認めて戴けたことは大変有難いことです。お守りするためさらに精進して参る所存です。